絡み織の一種。
経糸2本を組織単位とし、1本が搦経となり、他の1本の地経の左右に搦みながら組織される。
搦み目と搦み目の間に、一定本数の緯糸が平組織に織り込まれ、この緯糸の本数は必ず奇数とする。
平組織に織り込まれる本数によって、三本絽(三越絽)、五本絽(五越絽)、七本絽、九本絽などと呼ばれる。
- 紋絽 / もんろ
- 絽の平織地に絽で文様、もしくは絽地に平織りで文様を表したもの。
- 絽金 / ろきん
- 絽の絽地部分に金糸を織り入れたもの。
- 絽繻珍 / ろしゅちん
- 絽の絽地部分に多色の色糸を織り入れたもの。
- 絽縮緬 / ろちりめん
- 普通の縮緬地の中に絽目を作り透き間を織り出したもの。
- 平絽 / ひらろ
- 経緯ともに撚りのない平糸を用いて絽にしたもの。
- 駒絽 / こまろ
- 経に駒撚糸、緯に駒撚糸または変わり強撚糸を用いて絽にしたもの。
- 壁絽 / かべろ
- 緯に壁糸を用いて絽にしたもの。